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高橋 聖
NLだより, (537), p.2 - 3, 2022/09
原子力施設で行われる放射線業務従事者に対する内部被ばくモニタリングについてわかりやすく解説する。本稿は2部構成となっており、第1部では体外計測法やバイオアッセイ法などの内部被ばくに係る測定方法について解説した。第2部では内部被ばくの測定結果から預託実効線量の測定方法と、それに用いられる線量評価モデルの概要を説明する。また、近年ICRP(国際放射線防護委員会)により改定された線量評価モデルの変更点とその内部被ばくモニタリングに対する影響についても概説する。
高橋 聖
NLだより, (536), p.2 - 3, 2022/08
原子力施設で行われる放射線業務従事者に対する内部被ばくモニタリングについてわかりやすく解説する。本稿は2部構成として、第1部では体外計測法やバイオアッセイ法などの内部被ばくに係る測定方法について解説する。原子力科学研究所の保有する内部被ばく測定機器を例として紹介し、実際の内部被ばく核種に応じた測定及び管理について概説する。第2部では内部被ばくの測定結果から預託実効線量の測定方法と、それに用いられる線量評価モデルの概要を説明する。また、近年ICRP(国際放射線防護委員会)により改定された線量評価モデルの変更点とその内部被ばくモニタリングに対する影響についても概説する。
木名瀬 栄
NLだより, (381), P. 1, 2009/09
本報告では、放射線防護分野で用いるファントムのモデリングを中心に、国際放射線防護委員会が開発したボクセルファントムや欧州線量評価委員会が実施したボクセルファントムとモンテカルロ法を用いた数学的校正手法の国際相互比較研究について紹介するとともに、今後のモデリングの考え方を提言した。
吉澤 道夫
NLだより, (371), P. 1, 2008/11
国連科学委員会(UNSCEAR)は、電離放射線の線源と影響に関する広範囲なレビューを行い、報告書を刊行している。UNSCEAR第56回会合が7/10-18にウィーンで開催され、2008年報告書の文書がすべて承認された。そこで、新しい報告書の特徴などを簡単に紹介する。今回のUNSCEAR報告書では、放射線影響の最新のトピックスが多く取り上げられている。特に、発がん以外の人の放射線影響及び人以外の生物への放射線影響が初めて取り上げられたのが特徴である。また、チェルノブイリ事故の健康影響が改めて総括されている。各種線源からの公衆と作業者の被ばくでは、自然放射線源からの公衆被ばく線量の世界平均値がまとめられているが、その値(年2.4mSv)は2000年報告書の値と同じである。作業者の被ばくについては、自然放射線源からの職業被ばくが大きく取り上げられている。さらに、被ばく線量について特筆すべきなのは、医療被ばくの一人あたり線量が高くなってきていることである。